論理的思考③箇条書き法『論理的思考③ 箇条書き法』 Hi, readers!!!! 前回に引き続き論理的思考を講義します。 「論理的思考」は通じる英語の基本です。 スポーツ練習で言えば「足腰を鍛える事」と同じです。 今回は『英語式(論理的)日本語』、つまり、 日本語を論理的に書く方法をご紹介します。<論理的日本語>は、 そのまま通じる英語になります。 論理的な文書とは読み手に判り易い文書です。 私の顧客企業からの翻訳依頼文書で、次の様な文書がよくあります。 『貴社商品の輸入に興味が御座いますので、商品のお見積もりをお願いします。 又、商品カタログやその他資料をお送り下さい。もし無料サンプルなども 御座いましたらお送り下さい。宜しくお願い致します』 この文書をこのまま、日本語の通りに英語にすると冗長文になります。 無論、原文の日本語文章も冗長気味です。だらだら書いてあります。 論理的思考で物事を表現するには、なるべく簡潔にする様に工夫します。 上記の文書を、論理的に書き換えます。 『貴社商品の輸入を検討したい。 付いては、下記の3点を今週中にご送付して頂きたい。 ①商品の価格見積(1000個の場合)、 ②商品カタログや資料、 ③可能であれば無料サンプル。以上、よろしくお願い致します。』 この様に箇条書きにします。そして、これを英語にすればいいわけです。 箇条書きは要旨を明確にする形式で、相手に判りやすい表現方法です。 英語にすると、 " We are interested in importing your products in Japan. Therefore, please send us the following items within this week; -1 the price estimation for 1,000pcs -2 the product brochures and other written information -3 samples(if possible) Your cooperation will be much appreciated. ビジネス英語では、だらだらと記述する形式は避けた方が良いでしょう。 日本語でも同じ事です。冗長な内容は判り難く、読む気になれません。 日頃から、箇条書き的に、内容を簡潔にして発言しましょう。 また、数量、時間・期限を明確にする事です。これも論理的思考です。 日本語から通じる英語に変換する際は、 【日本語を論理的に加工する。(論理的に組み立て直す)】事が 不可欠です。尚、カタログは "catalogue" よりも "brochure" と言います。 次回も論理的文書の講義をします。ご質問は何なりと。 See you next month. |